✐一休寺子屋の教育方針

 教育とは、その子がより良い方向へと延びるようにお手伝いをし、その子の能力が最大限に生かせるように支援するというのが本来の教育ではないでしょうか
 そういった行為がなされず、ただ知識の詰め込み教育に走っているのは、その個々の人間性をだめにし、生かせる才能すら否定してきているからこそ、虞犯に走り、自分を見失う結果となっているのです。だからこそ、目標が見いだせず、何にでもやりたくない生徒が生まれることは、この現実世界が物語っているように思われてなりません。
 しかるに、この一休寺子屋では、その個性が生き生きと学べるような方向に示唆を与えるとともに、よりよい生き方を
するにはどうしたらよいかという、人間的な哲学を禅のテキストや坐禅を通して、自分の心を強くし、自分自身で考える
という手法を使いながら学ぶというのが、一休寺子屋の基本的な教育方針であります。ゆえに、この学校に来るものは心と頭の双方が一体化し、自分の夢がつかめるようになるというのが最大の利点といいでしょう。

✑一休寺子屋の特色

 現在はフリースクールで行っておりますが、これからは正式な学校法人化に向けて計画進行中であります。なぜならば、

フリースクールの地位と言うのは、文部科学省でもあいまいな部分が多いからです。ゆえに、このフリースクール&学校を出て良かったなと思える場所の確立を、という思いがあり、頑張っております。よって、日本でも新しい、中学校の確立を目指す特色ある学校が一休寺子屋であると言ってもよいのではないでしょうか。
 この一休寺子屋では「日本ウエルネス高校」と「日本ウエルネススポーツ大学」と提携させて頂いております。

ですから、中学校を卒業したけれど、学校に行きずらいなどの問題を上記の学校が母体となり、解決してくれるシステムになっている点は、最大のメリットであり、息詰まらない点も見逃せない点であると思います。どのように解決してくれるかと言うと、一休寺子屋と上記の学校が手厚く指導をし、卒業にむけて応援するという内容であるからこそ、挫折したりはしません。また、スポーツを基本とする体を整える教育では、専門の先生が指導してくれるなど、心の強化にも応援してくれる学校は、ここだけではないでしょうか
 それから、一休寺子屋のセンター長は、大学・高校の専任講師であり、お寺の資格も一等教師を有しております。そのため仏教の中で培ってきた心の強化と言うのも、この一休寺子屋では行い、その成果を統合学問研究所で「理論」と「実践」といった、学問の理論だけではとどまらない、実践と言うところまで行っております。また、仏教と言えば、ただお経を読むだけのイメージが強いが、禅の仏教書を通して、自分をよく理解し、自分を強くしていくことも忘れてはないものであります。そのうえ社会的なマナー・一般常識を身につけ、社会に出ても恥ずかしくない人材づくりと言ったものまでひっくるめた、学校であるのです。そのため、卒業したからと言っても縁が切れず、繋がりがあるのは一休寺子屋だけの大きな特色と言ってもよいと考えております。

✒カリキュラム

(1)坐禅的カウセリング  = 坐禅を通して、自分を知り、自分のあるべき姿を見つめるというカリキュラムがあります。

(2)禅的読書セラピー  = 禅宗の本が基本であるが、他の宗教書も読みながら自分の生きるべき姿をみつめます。

(3)歩く坐禅        = 陸上競技を通じ、心を整えるという教育です。

(4)農作物体験指導   = お檀家さんの畑を利用しながら、食べ物に対する感謝をします。

(5)作務           = 掃除をしながら、心を清め、あるがままの自分を理解するというカリキュラムです。

(6)専門学校との連携  = 日本ウエルネス専門学校さまに協力して頂き、専門学校と言うのはどんなところ

                  なのか体験ができます。

(7)生涯学習講座     = いろいろな社会に役立つ学習を通して勉強する講座が行われております。

                例)「地獄に落ちない条件は?」 

(8)文学散歩        = 国際ブックフェアーに参加し、論文を発表します。

(9)論文発表会      = 自分の好きな場所を調べてもらい、その場所に行き調べた内容を発表します。

(10)バイクゼミ       = バイクの好きな学生が集まり、バイクの好きなことを語ります。

✒一休寺子屋で大事にすること

 一休寺子屋以外の時間は、「アルバイト」や「レポート」など、自分の時間を無駄にしないような形で指導をしてゆきます。

なぜかといいますと、やはり自分がこれから就職するにしても、就職しないにしても、どちらにせよ勉強しなければなりま

せんし、時間を無駄にしてしまうことから、自分を見失い悪い方向にいってしまうからです。

 ですから、時間を有意義に使い、自分のよき道を切り開くように致します